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水のコラム

給湯器から水漏れした時の修理方法

2021年09月17日給湯器の水漏れ

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放置すると危険な給湯器の水漏れ

温かいお湯を使用するのに欠かせない給湯器は、普段なかなか直接目にしないため気づきにくいですが、実はさまざまな理由から水漏れが発生します。

そして、給湯器の水漏れは気付かなかったからと言って放置していると大事故になりかねないくらい危険なのです。

給湯器の内部で水漏れが発生していると、ガスが不完全燃焼の状態になる可能性があります。
そうなると通常は安全装置によって緊急停止されますが、水漏れによって何らかの不具合が発生して正常に停止しないことも考えられるのです。

不完全燃焼の状態が続くと室内に一酸化炭素が充満するため、一酸化炭素中毒を引き起こして最悪の場合死に至ります。
ですので、給湯器から水漏れが発生していないかを定期的に確認し、水漏れに気が付いたら放置せずにできるだけ早い段階で修理することを心がけましょう。

水漏れの原因

給湯器で発生する水漏れは、大きく分けて「経年劣化」・「凍結による配管破裂」のどちらかによるものがほとんどです
原因によって修理の対応も異なるので、それぞれの特徴と対処法をご紹介していきます。

・経年劣化の場合
劣化が原因の水漏れの場合、最も多いケースはパッキンの劣化によるものです。
パッキンとは水を扱う器具を組み立てる際に、パーツ同士を接合した際にわずかに生じる隙間を埋めるためのゴム素材の部品です。
パッキンは経年劣化によって縮んで硬化する性質があります。
ヒビ割れることもあるため、そこで隙間が生じて水が漏れ出してしまうのです。

この場合はまず給湯器を停止させて、給水バルブを回して給水を止めます。
念のため給湯器の電源プラグも抜いたら修理作業開始です。
パッキンの劣化が原因の場合は、新品と交換することで修理できます。
ホームセンターにて数百円で購入できますが、メーカーによってサイズが異なるため必ず現在使用しているものと同じ商品を購入しましょう。

ちなみにパッキンの寿命は一般的に10年程度と言われています。
そのため、どこか一箇所でパッキンがヒビ割れていた場合、またすぐに他の場所に設置されたパッキンの寿命が来てしまう可能性が非常に高いです。

そのため、これからも使用し続けたいならば全てのパッキンをまとめて交換するのもおすすめです。
さらに水漏れを未然に防ぐことができます。

また、10年以上使用し続けている給湯器の場合、パッキン以外のさまざまな場所が劣化している可能性が高いです。
パッキン以外の場所から水漏れしていた場合は、いっそのこと給湯器ごと交換することもおすすめです。
その場合は専門の業者に連絡して、交換作業を依頼しましょう。

・凍結による配管破裂の場合
こちらは氷点下に達するような寒い冬場に発生する現象です。
配管内に満たされている水が凍結することで膨張し、配管を破裂させてしまいます。
関東以北の寒冷地にお住まいの方に起こりやすいかと思いきや、そういった地域には強力な凍結防止対策が取られた配管を搭載した給湯器が普及しています。

そのため、寒冷地以外の方が発生しやすい現象でもあるのです。
気温が0℃を下回っている状況で水漏れが発生したら、配管が破裂した可能性があります。

配管が破裂している場合は、給湯器を丸ごと交換することが一般的な対応です。
専門の業者に依頼して、給湯器を交換しましょう。
ちなみに凍結に起因する修理依頼は、給湯器の保証期間内の場合でも有償対応になります。

そのため、急に寒くなってきたら給湯器の電源プラグが抜けていないか確認したり、保温材やヒーターを配管に巻いたりするなどしてしっかり対策を取りましょう。