水のコラム
浴槽塗装の費用相場は?塗装できる箇所別に解説!
浴槽は劣化すると塗装が剥げてきたり、色あせや変色してきたりします。場合によってはサビやカビ、ひび割れなども起こるため、浴槽の交換や浴槽の塗装を施す必要があります。
浴槽の塗装は大掛かりな作業になる上、普段からおこなうものでありません。業者に依頼する際も分からないことがあるでしょう。
以下では、浴槽塗装の利点と欠点から、費用に関して紹介しています。浴槽の交換と塗装で悩んでいる場合などは、参考にしてみてください。
浴槽塗装のメリットとデメリット
まずは浴槽塗装の利点と欠点を確認していきます。
利点:費用が安くなる
浴槽の塗装は、浴槽の交換やユニットバスにリフォームする時とくらべて費用がかなり安く済むのが利点です。浴槽の種類や大きさにもよりますが、およそ9万円から15万円程度で塗装修理が完了します。
浴槽の交換となると、交換する浴槽にもよりますが10万円~50万円程度、ユニットバスに交換する場合は50万円から150万円程度の費用がかかります。長く浴槽を使っていても、キレイな状態である場合や、交換したばかりの浴槽に衝撃が走ってひび割れが起きてしまった時などにおすすめです。
利点:工事の時間が短い
浴槽を交換する場合やユニットバスに交換する場合は最大で1週間程度かかるため、工事中に行く銭湯を探す必要があります。塗装工事も大掛かりな作業となりますが、工期は1日から3日程度であるため、比較的すぐに終わるのが利点です。
場合によっては工事した当日に作業が完了する場合もあるため、銭湯を探す必要がありません。
利点:廃材がほとんどない
通常、浴槽の交換やユニットバスに交換した場合は壁や床を壊した時の廃材が多く出ます。廃材を処分する際にも費用が発生するため、予算以上の費用を確保しておかなければなりません。
しかしながら、浴槽塗装の場合は、すでにある浴槽を加工するだけであるため、廃材がほとんど出ないのが利点です。追加でかかる費用もなく、ゴミも出ないので、地球と財布に優しい工事ができます。
欠点:ステンレスの場合は施工できない場合も
ステンレスの浴槽は耐久性に優れていますが塗装しにくく、業者によってはできない場合があります。というのも、ステンレスは下処理を施しても塗料が付着しにくいためです。
また、万が一塗装ができても効果が実感しにくい場合もあります。ステンレスの浴槽を塗装する場合は、浴槽の交換やユニットバス交換を検討してもよいでしょう。
欠点:ホーロー浴槽は施工できる業者が少ない
鉄やアルミニウムなどの金属の表面にガラス質を高温で焼き付けたのがホーロー素材です。ホーロー素材は肌触りがよく、汚れが付きにくい利点があります。
しかし、ホーロー素材は繊細な素材であり、追い焚き機能やバブルバスの後付けが困難です。開けた穴は金属がむき出しになるためサビが発生するなどのリスクがあります。
したがって、経験豊富な業者以外は対応ができません。ホーロー素材を塗装してくれる業者を身長に選ぶ必要があるので、注意しましょう。
浴槽塗装の費用
浴槽塗装にかかる費用は、8万円から15万円程度です。価格にムラがあるのは、浴槽の種類や使用する塗料によって価格が変動するためです。追加でひび割れや傷、剥がれの補修や下積の処理などをする場合は、別途料金がかかります。
しかし、浴槽だけではなく、浴室全体を塗装する場合などはさらに費用がかかりますので、20万円程度必要になります。
浴槽塗装は自分でも可能?
浴槽塗装は自分でも可能です。材料費用だけで済むため、塗料とパテ、やすりを揃えれば塗装ができます。費用も2万円程度しかかからないので、最も安く浴槽塗装ができます。
しかしながら、おすすめはしません。一見簡単そうに見える作業ですが、プロでも時間がかかる作業ですし、下地処理、下塗り、パテ補修、上塗りの作業工程は非常に大変です。
また、プロはインターネットでは入手できない特別な塗料を使っている場合もあります。個人では塗料の入手に限界がありますし、浴槽に合った塗料でないとすぐに塗装が剥がれたり水漏れしたりする可能性もあります。
浴槽塗装は自分でも可能ですが、業者に相談してプロにおこなってもらいましょう。
浴槽塗装の業者を探す際のポイント
浴槽塗装を業者に依頼する際、以下の条件に該当する業者を見つけるのがおすすめです。
塗料の種類が豊富かどうか
業者が対応できる塗料の種類が豊富かどうかをチェックしましょう。直接業者に聞いてしまっても構いませんし、施工実績の写真からどんな塗料を使っているのか調べても構いません。
塗料の取り扱いが多い業者は、あらゆる浴槽に対応している可能性があります。つまり、浴槽に合わせた最適な塗料を使って施工をおこなってくれるため、信頼できます。
また、ステンレスの浴槽やホーロー浴槽にも対応していれば技術も知識を有する業者であることは間違いないので相談してみましょう。
塗料の色の指定ができるか
古い浴槽を塗装して新しく見せたい人もいるでしょう。もし塗装で新しく見せたい場合は、色付きの塗料を使用しなければなりません。したがって、塗料の色の指定ができるかどうかも確認しておきましょう。
浴槽塗装では通常、再生目的のキレイにする塗料と、浴槽に汚れが付きにくくなる塗料と2種類のコーティングをおこないます。場所によって塗料の使い分けがしたい場合もあるかと思いますので、塗料の使い分けができるかどうかもあわせて確認しておくと安心です。
亀裂の補修にも対応しているか
浴槽にひび割れ等の亀裂がある場合、亀裂の補修してからでないと、塗装した意味がなくなってしまいます。したがって、亀裂の補修に対応した専門業者であるかどうかをチェックする必要があります。
業者に直接質問して問い合わせてみましょう。
施工後のサポート体制があるか
浴槽塗装は技術が高く高品質な塗料を使っていても、数年で塗装が剥がれてしまうケースがあります。浴槽塗装は難しい作業なので仕方がありませんが、保証期間中に無償で対応してくれる業者を選んでおくと、なにかあった時に対応してくれます。
まれに、保証が付いていても無償で対応しない業者もいるため、なにかあってもすぐに相談できる業者を選んでおくことが重要です。
もちろん、塗装したら剥がれないのが理想ではあります。とはいえ、高度な技術が要求される以上、サポート体制はチェックしておく要素になるため、サポート体制がある業者に依頼しておくと安心です。
まとめ
浴槽塗装は自分でもできますが、高い技術が必要な作業になるため、業者に依頼して施工してもらいましょう。しかしながら、プロの職人でも数年で塗装が取れてしまうケースがあるので、業者選びを慎重におこなわなくてはなりません。
特に、作業後のサポート体制は重要です。保証期間内でも有償だとあまりメリットがないので、信頼できる業者を見つけて依頼しましょう。
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