お風呂の蛇口が詰まる原因と対処法 -やまぐち水道職人 -山口県の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理

水のコラム

お風呂の蛇口が詰まる原因と対処法

2021年06月12日お風呂

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お風呂の蛇口を種類別に解説

お風呂に使用されている蛇口はいくつかありますが、大きく分けると3種類になります。
種類ごとに詰まりの原因も変わってくるので、しっかりと把握しておきましょう。

・2ハンドル混合水栓
名前の通り設置されている2つのハンドルで水の量や温度を調節できるタイプの蛇口です。
カランとシャワーを切り替えるためには、2つのハンドルの他にあるバルブを使用します。
電気温水器か給湯器を使用しているかで、温度の設定方法が違います。
前者では水のバルブを開きながら温度を調節する必要があるのに対し、後者ではお湯のバルブを開くことで設定された温度で使用可能です。

このタイプには古いイメージを持っている方もいるかもしれませんが、最近でも製造されており販売されている製品です。

・シングルレバー混合水栓
こちらはレバーを上下左右に動かすことで、水の排出や水とお湯を切り替えられます。
このタイプは洗面所やキッチンで使用されることが多いです。
浴室でも使用されていないことはないのですが、少し触れただけで温度が変化してしまう点がネックです。
身体を洗う際には体調や季節によっても適する温度が変わるので、しっかりと温度を調節できるタイプが浴室に向いているのかもしれません。

・サーモスタット混合水栓
このタイプは片方のバルブで温度を調節し、カランとシャワーの切り替えをもう片方のバルブで行います。
手元で簡単に操作できることが特徴です。
新しい住宅やマンションに最初から取り付けられていることも多いタイプになります。

2ハンドル混合水栓の詰まり

バルブとコマパッキンに不具合が生じることで、水しか流れてこず少量しか流れてこないといったトラブルを引き起こします。
バルブが固くすんなりと操作できないといった場合には、不調であると判断可能です。
内部にはさまざまな部品が搭載されているのですが、それらの部品が劣化などによって破損してしまうと、ハンドルを操作しても水が流れてこないといったアクシデントも起こります。
新品の部品に交換することでしか対処する方法はありません。

シングルレバー混合水栓

シングルレバー混合水栓にはカートリッジという非常に重要なパーツが搭載されています。
これは水栓の心臓部といっても過言ではなく、カートリッジに不具合が生じるとさまざまなトラブルが発生してしまう可能性があるのです。
カートリッジに問題がある場合も、新しいものに交換する対処が求められます。
またレバー本体が破損してしまうケースもあります。

可動範囲が広いのでハンドルやバルブで操作するものに比べて、破損などのトラブルも起こりやすいです。
レバーとカートリッジは連動しているので、カートリッジに異常が無くてもレバーに不具合があるとカートリッジが正常に動作せず、水栓がうまく機能しなくなってしまいます。
レバーとカートリッジを接続し直すには、内部を分解する必要があるので修理の難易度が少し高いです。

サーモスタット混合水栓

開閉と温度調節のバルブユニットがハンドルに内蔵されているので、ここに不具合が生じると水の流れが悪く温度を調整できなくなります。
他にサーモスタットカートリッジというパーツも、長期間同じ製品の使用を続けることで正常に機能しなくなるケースがあります。
新品の物に交換することで症状は改善されるので、作業するときには止水栓を閉めてから取り組むことを忘れないでください。

詰まりの原因が蛇口本体にある場合

ほとんどの蛇口にはストレーナーという部品が設置されており、ここに汚れが蓄積することで水の流れを悪くしてしまうのです。
流れる水にゴミが混入しないようにする役割を果たしています。
フィルターと考えてもらうとイメージしやすいでしょう。

お湯がうまく排出されないと、給湯器が正常に作動しなくなる場合もあるので注意が必要です。
ストレーナーはシャワーヘッドにも取り付けられていることがあるので覚えておきましょう。

蛇口本体に止水栓が取り付けられているタイプだと、この止水栓にトラブルが起きることでも流れてくる水の量が減る可能性があります。

蛇口のタイプも多く、詰まりが発生する原因の特定は以外にも難しいものです。
自力での原因特定や詰まりの解消が難しいときには、詰まりが深刻化する前に専門業者に連絡して修理を依頼してください。
見積もりを複数社に依頼することで料金の相場が分かるのでおすすめです。
業者によって作業内容も多少変化することがあるので、しっかりと自分にとっていい条件を提示してくれる業者を選択しましょう。