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水のコラム

洗面台下から水漏れ!原因を解明して正しい修理をしよう

2023年01月31日 水回り

洗面台の下は収納になっており、トラブルがあっても気が付きにくいです。ある日突然、収納から水が漏れていてびっくりした方もいるのではないでしょうか。そんな洗面台下からの水漏れには、さまざまな原因があります。

この記事では、洗面台下で起きた水漏れの原因と、トラブル発生時の応急処置・原因別修理法をそれぞれ解説します。トラブル発生時の参考にしてください。

洗面台下の水漏れによくある原因

洗面台下の水漏れは、洗面台やその配管が原因で引き起こされます。原因の中でもよくあるものを解説します。

シャワーホースの劣化
シャワーホースがついているタイプの洗面台にある原因です。シャワーヘッドとホースが劣化して、その間から水漏れするようになります。シャワーホースを伝って洗面台下に漏れるので、気が付きにくいトラブルでもあります。

洗面台のシャワーホースは蛇口と一体型になっているため、交換の際は蛇口を取り外して、新しいものを取り付ける作業が必要です。

配管のパッキン劣化やゆるみ
洗面台などの水周り設備を構成するパーツは、金属やプラスチックでできています。金属やプラスチックは、組み合わせても小さな隙間が生まれるため、その隙間を埋めるためのパーツが必要です。

このパーツが、パッキンです。パッキンはゴムでできており、パーツ間の隙間を埋めてくれます。しかし、経年劣化する部品でもあります。パッキンが劣化するとひび割れたり縮んだりするため、その隙間から水が漏れてしまうのです。

また、接合部はナットで止まっています。このナットが緩むと隙間が生まれ、水漏れにつながります。水を供給する配管からの漏れのため、ときには大量に水が漏れることもある場所でもあります。

パイプや配管の劣化やずれ
排水パイプや配管が劣化したり、ずれたりするのもよくある原因です。排水パイプは排水管にパイプをさしただけの単純な構造のため、衝撃が加わると外れてしまうことがあります。また、塩化ビニール製の管を採用しているところが多く、破損することもあります。

配管のつまり
排水管が詰まったとき、逆流して水漏れにつながることがあります。配管の詰まりを改善しない限り修理できません。

ごみや汚れがたまっているなら、家庭での修理も可能ですが、衛生用品やおもちゃなど、本来排水口に流すべきでないものを流してしまった場合は、専門業者の力が必要です。

水漏れがひどいときは応急処置をしよう

洗面台下の水漏れは、ときに収納部分から流れ出すような状態を引き起こします。水漏れがひどい場合は、修理の前に応急処置をしなくてはなりません。水漏れの応急処置方法を解説します。

止水栓を閉める
まずはこれ以上水漏れしないようにするために、止水栓を閉めましょう。止水栓は給水管についています。マイナスドライバーを栓の溝に入れて回します。このとき、回した回数は必ずメモしましょう。

止水栓は、栓を回した回数で給水量を調節しています。回数が少なくても多くてもうまくいきません。修理後いつもと同じように使えるようにするためにも、回した数は必ずお覚えておきましょう。

高いところの水漏れはバケツで受け止める
蛇口や配管の方からの水漏れは、バケツで受け止めましょう。洗面台下がこれ以上濡れないようにしてください。下の方の水漏れなどは、雑巾やタオルに吸わせるようにして受け止めましょう。

修理するまでに時間がかかるようなら、バケツが漏れた水でいっぱいにならないように、こまめに中身を捨ててください。

雑巾やタオルで濡れているところを拭く
水漏れを防いだら、濡れているところを拭いてきれいにします。雑巾やタオルで水分をきれいにぬぐい取ったら作業は完了です。この後は自分で修理をするか、業者を呼んで修理してもらうかのどちらかの対応を取ります。

原因別修理方法

洗面台下の水漏れは、業者に修理を依頼するほか、DIYでも修理できます。この記事で解説した、原因の修理方法をお伝えします。修理を検討する際の参考にしてください。

ホースは蛇口を交換して修理する
洗面台の蛇口につけられたホースは、一体化しているため蛇口ごと交換しなくてはなりません。修理の際は、レンチと新しい蛇口をご用意ください。蛇口は洗面台のメーカーと型番により使えるパーツが変わります。自宅の洗面台に使えるものを購入してください。

まずレンチで止水栓とレバーハンドルをつないでいる給水管のナットを緩めます。お湯と水が使えるタイプは、ふたつあるため両方外してください。次にレバーハンドル側のナットを取ります。

2か所のナットを外すと蛇口が取れるので、古い部品を上から引っ張るようにして取り出しましょう。その後、新しい蛇口を取り外したときとは逆の手順で設置してください。あとは止水栓を開けて、正常に作動するか確認し、問題なければ完了となります。

パッキンは交換・ゆるみはレンチで締めて直す
次にパッキンの劣化です。パッキンは、給水管・止水栓・排水パイプとさまざまなところで発生します。しかし、作業自体はとてもほとんど共通で、とても簡単です。

止水栓を閉めたら、水漏れしている場所にあるナットを緩めます。ナットが外れるとパッキンが見えるので、新しいものと交換しましょう。あとは外したときと逆の手順でナットを取り付け直してください。

ナットが緩んでいるのが原因だった場合、問題のナットに触ると緩い・自分での手で回せるなどの印象を受けます。ナットが緩んでいることで起こる異常なので、モンキーレンチで締めなおせば修理できます。

作業を終えたら、止水栓を開けて水を流してみましょう。水漏れがあるようなら止水栓を再度閉め、修理をやり直してください。水漏れがなくなれば作業完了です。

排水パイプは入れなおすか交換する
パイプがずれただけなら、はめ直せばよいのですぐに修理できます。配管に穴が開いているなどの場合は、パイプを入れ替える修理が必要です。

配管の状態により、家庭では修理できないタイプもあります。家庭での修理が難しそうなら、業者に修理を依頼しましょう。

配管つまりは専用洗剤やラバーカップを使う
配管のつまりによるトラブルは、配管を塞いでいるものを取り除けば修理できます。配管用洗剤や、ラバーカップなどを使い、汚れを除去しましょう。

専用洗剤を使うときは、洗剤だけでも十分ですが、肌や粘膜への刺激が気になるなら、薬剤から身を守れる状態にしましょう。洗剤の容器には使い方が記載されているので、それに従って使います。

ラバーカップを使う場合は、洗面台の排水溝のサイズに合わせたものを購入しましょう。その上で、洗面台の水受け皿などの周りを養生し、濡れてもよい状態にします。その後、ラバーカップを排水口に置き、カップ部分が水に覆われるように水を入れていきます。

水が十分入ったら、ラバーカップをグッと押し込み、引き抜くときに力を籠めます。これをつまりが取れるまで何度も繰り返してください。つまりが取れると水が流れるので、止水栓を開けて、排水口に水が流れるか確認しましょう。

家庭での修理が難しい場合は業者へ連絡を

洗面台下の水漏れは、やり方を知っていればDIYでもできる修理です。しかし、洗面台の種類やデザイン・故障内容によっては、家庭での修理が難しい場合もあります。このような場合は、業者へ連絡しましょう。

家庭では難しい修理でも、業者なら簡単に修理してもらえます。水周りの修理は無理に自分でやろうとしてはなりません。放置すると悪化する可能性もあるため、できるだけ早めに連絡しましょう。

まとめ

洗面台下の水漏れは、複数の原因が考えられます。原因ごとに修理方法も違うため、ご注意ください。修理に取りかかるときは、水漏れによる影響を最小限に抑えるための応急処置をしてから取りかかってください。

なお、修理はDIYでもできますが、難しいと感じている方もいるかもしれません。そのような方は、業者の力を借りて対応しましょう。

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