洗面所の水の濁りや悪臭の原因は？安全性についても紹介 -やまぐち水道職人 -山口県の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理

水のコラム

洗面所の水の濁りや悪臭の原因は？安全性についても紹介

2021年07月21日洗面所のトラブル

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洗面所の水に発生する異常

洗面所から出る水に何かしらの異常が発生した、そんな時はまずどんな状態か確認してください。普段とは違う水でも場合によっては身体に害がなく、そのまま使用を続けても問題ないこともあります。逆に飲んで使ってはいけない場合もあるのでまずは水の異常が何によるものか判断が大切です。

・白く濁っている
水が白く濁っている場合は健康を害するようなものではなく、飲んだり洗濯に使ったりしても問題はありません。何故なら原因は水に空気が含まれていることが多いからです。また冷たい水の状態なら透明だけれども、温かいお湯にすると白く濁る場合も原因は同じです。発生しやすい状況として、給水管の工事が行われた後などが挙げられます。工事の際に配管の中に空気が入り、それが水の中に溶け込むからです。

・赤、茶色く濁っている
赤っぽい、あるいは茶色く濁っている場合は、水に鉄分が酸化した成分であるサビが混じっていることが原因です。鉄分自体は有害ではありませんので、一応飲んでも問題はありません。しかし鉄分は大量に摂取して良いものではなく、1日あたり40～50mgが耐用上限量とされています。そのため赤、茶色く濁った水はできる限り口にしない方が良いです。

また洗濯に使用すると衣類に赤や茶色が色移りしてしまうため、洗濯水として使用することもおすすめできません。水道局で推奨されている使用方法として庭やバルコニーに散水する、植物の水やりとしてあげるなどがあります。

原因は給水管の内部にサビが発生していて、それが水に混じったことなどが考えられます。サビが発生しやすい状況は水道を長期間使用していなかった、家の近くで断水など大きな給水・給湯管工事があったなどです。

・黒く濁っている
かなり珍しい事例ですが、水が黒く濁ることがあります。稀にですが水道水には極々微量のマンガンが混入していることがあり、それが塩素と反応することで二酸化マンガンになります。基本的にこの二酸化マンガンが蓄積することは少ないですが、一定量溜まると水を黒く濁らせる原因となってしまいます。マンガンには毒性がなく身体に吸収されやすいため、誤って飲んでしまっても危険性はありません。

しかし黒く濁っている原因は二酸化マンガンではなく別の汚れやゴミによる場合もあるため、基本的には飲まない方が良いです。また洗濯にこの水を使用すると衣類に黒く色移りしてしまうため、洗濯水にはしないように注意してください。

水から臭いがする

濁りだけではなく水から悪臭が漂うことがあります。悪臭にもいくつか種類がありそれぞれ違いがあるので、その特徴をご紹介します。

・カビ臭い
カビ臭い場合は家屋の設備や水道管に原因があるわけではなく、天候が原因の可能性があるのです。台風や大雨など短時間で大量の雨が降るとダムや河川の水量が多くなり、大量の水が濁流となって浄水場に押し寄せてしまいます。そうなると浄水場の濾過装置機能のキャパシティを超えてしまい、濾過しきれず浄水前の状態で水道水として出てしまいます。結果としてカビ臭い水道水が出るようになってしまうのです。

・サビ臭い
水からサビの臭いを感じる時は、利用している設備が古いことが原因かもしれません。築年数が長いアパートやマンション、一軒家などは水道管の使用年数が長く中がサビていることが多いです。そういったサビが剥がれて水に混じることでサビ臭くなってしまいます。また建物自体が古くなくても水道をしばらく使っておらず、久しぶりに使用すると水がサビ臭く感じることがあります。

・カルキ臭い
水道水は浄水場で消毒のために塩素を使っているため、付随してカルキの臭いが付いてしまうことがあります。特に梅雨の時期、5月から6月にかけて細菌が繁殖しやすいため浄水場では塩素の量を増やしているようです。そのため5月から6月は他の季節や時期よりカルキ臭いと感じやすいかもしれません。