水のコラム
寒の戻りにご注意!春直前の冷え込みと水回りのトラブル【水道職人:プロ】
少しずつ寒さもやわらぎ、春の気配を感じ始めた頃、油断したタイミングで訪れるのが「寒の戻り」。
少し気温も上がってきたなと思ったところに急な冷え込みがくると、体調を崩してしまうだけでなく、住まいの中にも思わぬ影響が出てくることがあります。
最近は電気料金の高騰などもあり「この程度なら暖房は我慢するか…」なんて、節電を意識しているご家庭も多いはず。
ただし、無理に寒さを我慢してしまうと、健康面だけでなく水回りの設備の不調など、修理費のかかるトラブルを招いてしまうことも。
この記事では、「寒の戻り」について改めて確認しつつ、身体と暮らしを守るための工夫や、水まわりの対策についてわかりやすく解説します。
春を安心して迎えるためのヒントとして、ぜひ参考にしてください。
寒の戻りとは?
春が近づくと、昼間は少しずつ暖かくなってきますよね。
でも油断は禁物、3月から4月にかけてのこの時期は、思いがけない冷え込みがぶり返すことがよくあります。
それがいわゆる「寒の戻り」と呼ばれる現象です。
暦のうえで春が始まる「立春」を過ぎたあと、気温が上がり始めたころに再び寒気が入り込んでくることで発生します。
特に3月中旬から4月の中旬頃にかけて、朝晩の冷え込みが強まるタイミングが多く、寒暖差に身体もびっくりしてしまいがちです。
ちなみにこの「寒の戻り」という言葉。
気象庁が定義する正式な気象用語というわけではありませんが、天気予報や情報番組などでもよく使われ、身近な季節の言葉として知られています。
身近な暮らしに与える影響
「寒の戻り」は単に寒いだけではなく、私たちの暮らしにもじわじわと影響を与えます。
体調を崩す人が増えるのはもちろん、エアコンや給湯器の使い方によっては、家計や設備に思わぬ負担がかかることも。
体調管理に注意!
体調への影響としてよくあるのが、急な気温変化による自律神経のバランスが崩れてしまうといったトラブルです。
その結果、「なんとなくだるい」「朝が起きづらい」「肩こりがひどい」といった不調を感じやすくなることにも繋がります。
特に高齢者やお子さんは体温調節がうまくいかないことが多く、風邪をひいたり体調を崩したりしやすいため、ちょっとした冷え込みにも気を配っておきたいですね。
光熱費の負担も深刻?
暖房器具などによる光熱費の負担にも注意が必要です。
もう春だし、そろそろ片付けようかななんて思っていたところに、寒の戻りで再び暖房や給湯器をフル稼働させると、予想外に光熱費がかさんでしまうこともあります。
特に最近は、電気料金の値上げが家計を直撃していますよね。
冷え込む日が何日か続くだけで、先月よりもずっと高い請求がきて驚いた…という声も少なくありません。
体調とお財布、両方を守るためにも、急な寒さに備えた冷えすぎない工夫を生活の中に取り入れておくことが大切です。
冷え込みが引き起こす水まわりのトラブル
「寒さ」と聞くと体調面ばかり気になりがちですが、実は水道設備や給湯器などにも負担がかかるのが寒の戻りの怖いところ。
油断していると、春直前にも関わらず思わぬ水まわりのトラブルが起きてしまうことがあります。
水道管の凍結・破裂に注意
急な冷え込みによって気温が氷点下近くまで下がると、屋外や風にさらされる場所に設置された水道管などは凍結してしまう可能性があります。
特に夜から朝にかけて冷え込む日は要注意。
水が氷になると体積が膨らみ、水道管を内側から押し広げてしまうため、結果として破裂や水漏れを引き起こす恐れがあるんです。
「もう暖かくなってきたから」と保温材や凍結防止の対策を外してしまった方は、寒の戻りの時期まではしっかり対策を継続することをおすすめします。
給湯器・お風呂の不調もチェック
給湯器やお風呂も、急な寒さによって不調を起こしやすい設備のひとつ。
配管が凍ってしまうとお湯が出なくなったり、給湯器内部の安全装置が作動して停止してしまうこともあります。
また、使用中に異音がしたり、お湯の温度が安定しないなどの小さな変化も、トラブルの前触れかもしれません。
寒の戻りがあるうちは、給湯設備の様子にもこまめに目を向けておくと安心ですよ。
春を迎える前にやっておきたい対策
急な温度変化による水道管の凍結を防ぐには、保温と通水がポイントです。
外気にさらされる配管部分には保温カバーやタオルなどを巻き、冷気が直接当たらないようにしておきましょう。
また、冷え込みが強い夜は蛇口から少量の水を流しておくのも有効です。
水を動かしておくことで凍結を防ぐことができ、破裂のリスクをぐっと下げられます。
異変を感じたら早めにプロに相談を
もしも「お湯が出ない」「配管から音がする」「水漏れがあるかも」といった異変に気づいたら、できるだけ早めに専門業者へ相談するのが安心です。
放置すると修理費用が高額になるケースもあるため、小さな違和感でも早めに対応することが肝心です。
私たち「やまぐち水道職人」では、寒さによる水回りのトラブルにも迅速に対応しております。
ささいな違和感でも気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
山口のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「やまぐち水道職人(山口水道職人)」
