水のコラム
システムキッチンを修理する方法と買い替え時期を解説
キッチンから、水漏れしているなどの不具合を起こしている場合、修理や買い替えを検討する人も多いでしょう。しかしシステムキッチンの修理や交換費用が、どのくらいかかるのか不安な点です。
そこで今回は、システムキッチンの修理費目安や、選び方のコツを紹介していきます。交換するまでの手順も、覚えておくと役立つのでぜひ参考にしてください。
システムキッチンの修理や交換費用の目安はどのくらい?
システムキッチンに不具合を感じたとき、修理か交換か悩みます。システムキッチンのコンロの寿命は10年です。そのため一番はじめに不具合を感じやすいのは、ビルトインコンロでしょう。
コンロの修理費用は、トッププレートが約50.000円〜になります。そのほかバーナーが30.000円ほどで、電子基盤やセンサー類は10.000円〜15.000円です。修理する場合はどの箇所が悪いのか、確認して貰ってから依頼しましょう。
長期使用の場合は交換を
長期に渡りシステムキッチンを使用している場合は、修理ではなく交換がおすすめです。またコンロ以外に不具合が生じたときは、システムキッチンのすべてを交換することになります。
その場合の交換費用は50万円〜150万円と、システムキッチンのメーカーやグレードによって開きがあります。マンションや一戸建て、対面式のキッチンにしたいなどの要望によっても、交換費用は異なります。
システムキッチンを選ぶときの見極め方は?
システムキッチンの交換を検討したとき、何を基準に検討したら良いのでしょうか?
普段の生活で重要なアイテムだからこそ、失敗はしたくないですよね。
ここからは、システムキッチンを選ぶときのコツをお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてください。
キッチンの形状で選ぶ
システムキッチンの形状には、I型やL型、アイランド型、ペニンシュラ型などに分類されています。自分好みの形状で選ぶことは、もちろん大切なことです。しかしキッチンの交換は、動線を見直すチャンスでもあります。
キッチンで動きにくいと感じていたら、ほかの形状に交換することがおすすめです。
コンロとシンク、冷蔵庫の3辺が360〜660cmに収まる配置が理想的になります。無駄な動きを抑えて、効率良く動くことを考えましょう。
機能で選ぶ
機能で選ぶことも大切な見極め方です。
予算に限りがあるが機能性を重視したい方には、シンプルグレードを選びましょう。グレードの高さは、デザインや高級感の違いです。機能的な違いは、あまりありません。
デザインにこだわりもなく機能性だけ重視したいのであれば、基本費用を抑えながらオプションで機能を充実させていきましょう。コストも抑え、システムキッチンの機能を充実させる選び方です。
デザインで選ぶ
デザインにこだわる人は、ハイグレードタイプを選びましょう。
システムキッチンにはシンプルグレードとミドルグレードとハイグレードがあります。シンプルグレードとミドルグレードのデザインは、さほど変わりません。
しかし、シンプルグレードとハイグレードのデザイン性の違いはすぐにわかります。システムキッチンのデザインにこだわるなら、ハイグレードを選ぶと納得感を得られるでしょう。
高さで選ぶ
使い勝手を重視する場合には、高さで選ぶことがおすすめです。
ワークトップの高さ選びには目安があり、身長÷2+5cmが基本になります。ワークトップの高さは、調理のしやすさに大きく影響するのです。
高すぎるとフライパンの取り回しに影響がでます。また低すぎると腰や肩に負担がかかりやすく、腰痛・肩こりなどの原因となってしまうことがあります。
毎日使い続けるものなので、自分の使いやすいサイズを選びましょう。
収納タイプで選ぶ
収納タイプで選ぶ方法もあります。
システムキッチンには開きドアとスライドタイプのドアがあるため、現在使用している食器や調理器具が納まりやすく、使い勝手のよいタイプを選んでいきましょう。
また、今後増やしていきたい調理器具も収納できるように、余裕のある広さを確保してください。収納するものがあまりなく、コストを抑えたい方は開きドアが人気です。スライド収納はキャビネットタイプなので、たくさん収納したい方におすすめです。
システムキッチンの修理や交換を検討する時期
システムキッチンを修理するか交換するかを判断するには、キッチンに寿命が近づいているかを見極める必要があります。
では、交換したほうがいい状態とはどのようなものでしょうか?
寿命が迫っているときの状態を、ここから紹介していきます。
キッチンを15年以上使用している
キッチンの寿命は、10年〜20年です。そのため15年以上使い続けているシステムキッチンは、寿命が迫っていると考えましょう。使い方によって耐用年数は異なりますが、10年を超えたあたりから、何らかの不具合が発生してきます。
キッチン全体の寿命というより、不足品が寿命を迎え故障していくケースがほとんどです。使用年数が15年を超えると、突然コンロが使えなくなることもあります。また古くなると修理部品が手に入りにくくなるため、修理より交換がおすすめです。
油汚れやカビが掃除しても落ちない
システムキッチンの天板は、食材などいろいろなものを扱う場所です。
そのため劣化の進みが早く、油汚れや水垢、カビなどが発生しやすい場所にもなります。こまめに掃除しても油汚れやカビが落ちなくなってきた場合は、交換を検討してみることがおすすめです。
素材や使いかたによって、耐用年数は異なりますが、使用をはじめてから10年以上経っていて汚れが落ちにくくなっている場合は、天板の劣化と考えておきましょう。
コンロが異常燃焼を起こす
コンロの不具合が生じたときは、早急に交換することが大切です。とくに異常燃焼を起こす場合は、火災につながる危険性があります。火力の調整ができなくなった場合や、火が途中で消えてしまうなどの症状も、交換の目安です。
最近では、消し忘れ防止機能や自動火力調整などの機能がついて安全性も高いですが、いつもと違うと感じたら、システムキッチンの交換を検討してください。大きなトラブルになる前に交換しておけば安心です。
排水管のつまりや水漏れ
排水管のつまりや水漏れも、交換を検討する目安です。つまりや水漏れは、修理で解消する方法もあります。しかし、何度やってもすぐにつまってしまう場合は、交換することがおすすめです。
専門業者へ見積もり依頼をして、修理か交換するかを相談してみることも、選択肢のひとつです。専門業者なら、トラブル原因の状況や、交換部品が手に入るものかなども調べて貰えます。自分で判断できない場合は、業者へ依頼してみましょう。
システムキッチンを交換する具体的な手順
システムキッチンの交換を検討したら、まずは業者へ見積もりを依頼しましょう。そのあと業者が現地調査に入ります。寸法や状態を調べたあとに正式な見積もり書を提示します。
見積もりを確認しながら、他社との比較や検討することも大切です。
見積もりに納得できたら、契約をおこないます。契約成立後2〜3週間後に、交換工事が開始されます。工事開始から2日〜2週間で施工完了です。交換工事中は、キッチンが使用できません。計画を立てて、工事の日にちを決めましょう。
まとめ
システムキッチンは使いはじめてから10年程度が経つと、いろいろな不具合が起こり始めます。修理か交換か迷った場合には、使用年数やトラブル箇所を確認することが大切です。
何年使用しているのか、どこの不具合なのかを把握することで判断しやすくなるでしょう。
また新しいシステムキッチンを選ぶポイントなども参考にして、自分の使いやすいキッチンを選んでください。毎日使うものだから、楽しく快適なシステムキッチンを手に入れたいですね。
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