水のコラム
シャワーとカランの切り替えの調子が悪い!修理方法はある?
「お風呂場のシャワーとカランの切り替えの調子が悪い……」と悩んではいませんか?シャワーとカランがうまく切り替わらないと、毎日のお風呂がストレスになりますよね。
そこでこの記事では、お風呂場のシャワーとカランの切り替えの調子が悪いときの修理方法を解説します。自分で修理するときの注意点も解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
シャワーとカランの切り替え故障の修理方法
一般的な浴室の場合は、混合水栓と呼ばれる「水」と「お湯」の量を調整できる機具が設置されています。この混合水栓にはシャワーとカランの両方がセットされていて、切り替えハンドルにて流水方向を、シャワーもしくはカランに選択できる仕組みとなっています。
しかしシャワーとカランの切り替えをハンドルでやっているのに、「シャワーを選択しているのにカランからも水が出る」「シャワーの勢いも弱い」など、切り替えが上手くいかないケースもあります。
さらに、「止め」の所に合わせているにも関わらず、水が止まらないケースも。このようなケースの場合は、混合水栓の部品のひとつである「切り替えバルブ部」を交換すると改善されるケースがほとんどです。
ここでは、切り替えバルブ部を自分で交換する手順をご紹介しましょう。
型番を特定する
まずは、混合水栓の型番を特定します。型番は混合水栓本体を探せば見つかります。
10年前くらいの混合栓なら、多くの場合プレート本体に番号が埋め込まれているため、すぐに分かります。
切り替えバルブ部を購入する
型番を確認したら、その型番と同じ切り替えバルブ部を購入します。インターネットで「切り替えバルブ部 (型番) 購入」で検索すると、その型番に合致する切り替えバルブ部が多数ヒットします。
混合水栓の型番さえ分かれば、メーカーが分からなくても大丈夫です。
混合水栓の水・お湯、両方のネジを締める
混合水栓には大抵、水とお湯の両方にネジ(止水栓)が付いています。マイナスドライバーで右方向に回して、ネジを締めます。すると、蛇口から水が出なくなります。
万一、混合水栓にネジがない場合は、家の外にある水道の元栓を締めましょう。この作業をしないで次の工程に移ると、水が吹き出て大変な状況になってしまいます。
切り替えバルブ部を交換する
次に、切り替えバルブ部を交換します。ハンドルを外して、中にあるネジを緩めればOKです。
もし手で回しても緩まない場合は、モンキーレンチかモーターレンチ、もしくはプライヤーを使用します。道具を使う際には、ネジを緩める際にキズが付かないように、レンチとネジの間に布を挟むのがおすすめです。
交換方法はYouTubeで配信されている
ここまで、切り替えバルブ部の交換手順を解説しました。しかし、「実際に自分でできるかわからない」「イメージがあまり湧かない」という方もいるかもしれません。
そこでおすすめなのが、YouTubeです。YouTubeでは、切り替えバルブ部の交換方法について、動画や音声付きで解説してくれているのでおすすめです。
元に戻して状況をチェックする
切り替えバルブ部を交換したら、ハンドルなどを元の状態に戻します。その後、ネジを左に回して水が出るようにします。
水道の元栓を締めている場合は、元栓を開けましょう。トラブルの症状が直っているか、チェックします。基本的には、先の症状であればこれで直っているはずです。
お風呂の蛇口修理をする際の注意点
お風呂のシャワーや蛇口は、混合水栓と一体になっています。そのため、水が止まらない、切り替えが上手くいかないなどのトラブルは、自分で切り替えバルブ部を交換することで修理が可能です。
ただ、修理時にはいくつか注意点もあります。ここでは、その注意点をお伝えしましょう。
切り替えバルブ部は必ず型番と同じものを購入
切り替えバルブ部を交換する際には、先に紹介した混合水栓の型番を確認して購入しましょう。例えば、メーカーがTOTOだから、TOTOの切り替えバルブ部なら何でもよい訳ではありません。
型番を確実に調べてから、部品を購入しましょう。
止水栓は必ず締める
混合水栓をばらす前には、必ず止水栓を締めることを忘れないでください。止水栓が付いていない場合は、家の外にある水道の元栓を必ず締めます。
しかも、適当に締めるのではなく、確実に締めましょう。少しでも締め方が甘いと、水圧で水が噴き出しますよ。
ムリに外さない
切り替えバルブ部を交換するには、ネジを外さないといけません。握力のある方は手で回して緩めることができますが、そうでない方や固くなっている場合には、レンチやプライヤーなどの機具を使います。
それでも、回らない場合は修理をいったん諦めましょう。力を入れ過ぎると、混合水栓と壁部にひび割れがいく可能性があります。
自信のない場合は業者に頼もう
今回紹介している混合水栓のトラブルは、部品さえ購入すれば自分で修理できるものですが、誰もが確実に修理できる訳ではありません。
器用、不器用も個人差がありますので、自信のない方は自分で修理しないで専門の業者に頼みましょう。結果的に、その方が安くつくかもしれません。
お風呂の蛇口の切り替えはなぜ故障するのか?
シャワーからカランへの水の流れを制御しているのが、切り替えバルブ部です。切り替え回数が多くなると、部品の損耗も激しくなってきますし、経年劣化も起きてきます。
シャワーにしてもカランにしても、水圧がかかっているのは同じです。そのため、少しの隙間ができてしまうと水漏れや、切り替えが上手くできない原因となります。
まとめ
今回は、お風呂場の混合水栓のトラブル解決法についてお伝えしました。混合水栓のトラブルは、自分で修理することができます。
ただ、型番を調べる、ネットで検索する、切り替えバルブ部を購入する、混合水栓のハンドル部分を分解するなど、ある程度の工数がかかります。
そのため、修理の腕前に自信のない方は、ムリせずに専門の業者へ依頼することをおすすめします。
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