水のコラム
お風呂の蛇口やシャワーからの水漏れ、どう対処する?
お風呂場は、家の中で最も水を使う場所です。
そんなお風呂のシャワーや蛇口から水がポタポタと漏れていたら、修理代はどれくらいかかるのでしょうか?
今回は蛇口やシャワーからの水漏れの原因や対処法、業者に依頼する際の料金などをご紹介します。
お風呂の水漏れの原因は部品の劣化
お風呂の水トラブルで多いのが、排水管の詰まりと水漏れです。
特に水漏れは、経年劣化により起こりやすくなります。
カラン(水栓)やシャワーの寿命は、大体10~15年程度と言われています。
それを過ぎたからといって、すぐに故障や水漏れを起こすことはありませんが、水漏れが起きたとき、真っ先に劣化が原因だと考え、対処することはあながち間違いではありません。
ここでは、劣化により水漏れが起きる箇所として、
・カラン(水栓)
・シャワーヘッド&シャワーホース
・エルボ
の3つを挙げ、それぞれの水漏れの原因と対処方法について説明します。
全て自分で対処できますので、ぜひ参考にして下さい。
お風呂の水栓には、3つの種類
それぞれの対処方法を説明する前に、お風呂の水栓について説明しておきます。
お風呂の水栓には、大まかに分けて3つの種類があります。
・ツーハンドル水栓
水とお湯の出るハンドルが2つあり、1つは水だけ、もう1つはお湯だけが出る水栓です。
水とお湯のハンドルを回して調節することで、温度を調節し、1つの吐水口から適温のお湯が出る仕組みです。
水とお湯の給水管が別のため、構造が単純で故障がしにくいというメリットがありますが、温度調節がしにくいというデメリットもあります。
・シングルレバー水栓
1つのレバーハンドルを上下に動かすと、水流の調節ができ、左右に動かすと水とお湯の混合の割合を調節することで、水温を調節できる水栓です。
ツーハンドル水栓と違い、1動作で水の出し止めや温度調節ができます。そのため、節水効果が見込め、操作が容易だというメリットがあります。
しかし、内部にはカートリッジと呼ばれる水栓を制御する部品があるのですが、この部品の寿命が約8~10年と①よりも少し短く、破損した場合にはカートリッジごと交換する必要があるため、修理が高額になるというデメリットもあります。
・サーモスタット水栓
水栓の一方の端に温度調節ハンドル、もう片方の端に水量を調節する切り替えハンドルがついている水栓です。
内部には、サーモスタットカートリッジという部品があり、これが湯水の混合量を自動調節してくれるので、いつでも安定した温度のお湯が出せるというメリットがありますが、こちらもカートリッジの故障により交換が必要なこと、交換費用が高いというデメリットがあります。
カラン(水栓)の水漏れ原因と対処法
カラン(水栓)で水漏れが起こった場合、全てのタイプに共通の原因として考えられるのは、経年劣化によるパッキンの損傷です。
この場合は、各タイプの水栓のメーカーに合わせたパッキンをネットなどで購入し、交換することで解決します。
シングルレバー水栓独自の原因としては、カートリッジの故障が挙げられます。
対処方法はカートリッジの交換ですが、経年劣化による故障の場合、カートリッジを交換しても、すぐに他の部分が故障したりするので、水栓自体を交換した方がいいかも知れません。
サーモスタット水栓独自の原因としては、切り替え弁の損傷、サーモスタットハンドル内の部品の損傷が挙げられます。
こちらも交換することで修理ができます。
興味のある方はぜひネットを参考に挑戦してみて下さい。
シャワーヘッド&シャワーホースの水漏れ原因と対処法
・シャワーヘッド
シャワーヘッドの水漏れ原因は、本体の破損やホースとの接続部のパッキンの劣化です。
パッキンは交換、本体の破損の場合は応急処置としては防水テープを巻く、根本的な処置としてはシャワーヘッドの交換です。
・シャワーホース
シャワーホースの水漏れ原因は、鋭利なものでホースを傷つけたり、劣化したりすることによるホースの損傷です。
こちらも応急処置として、破損個所に防水テープを巻くことにより水漏れを止めることができますが、ホースの交換を行うのがベストです。
どちらの場合も、比較的簡単に交換が可能です。
エルボの水漏れ原因と対処法
エルボとは、水栓とホースをつなぐつなぎ目の部品のことで、シャワーホースの付け根にあります。
ここからの水漏れは、エルボのナットが緩んでいるか、パッキンの劣化、エルボ自身の経年劣化による腐食が考えられます。
ナットが緩んでいる場合は、レンチなどで締め直すだけで水漏れは止まります。
パッキン劣化の場合は、交換でOK。
エルボ自身の破損の場合も、エルボを交換することで直せます。
エルボにはカギ爪式、ねじ込み式の2つがありますので、購入する際はくれぐれも同じタイプのものであることを確認して下さい。
それぞれの修理費用は?
・カラン(水栓)の場合
パッキンは、ネットショップなどで、数百円も出せば購入できますので、自力で交換するなら、ほとんど費用はかかりません。
シングルレバーのカートリッジはネットで、3,000円~5,000円程度で購入できます。
サーモスタットカートリッジはネット、で6,000円~8,000円程度でした。
もし水栓自体の交換となると、水栓の種類によっては数万円必要になります。
・シャワーヘッド&シャワーホースの場合
シャワーヘッドにはたくさんの種類があるので、安いものなら1,000円台から、多機能なものなら数万円するものもあります。
水栓のタイプやシャワーホースと互換性があるなら、違う種類のものを選んでみるのもいいかも知れません。
シャワーホースは1,500円~8,000円程度で購入できます。
・エルボの場合
エルボは、ネットで1,500円~4,000円程度でした。
もしこれらの作業を修理業者にお願いすると、作業料金(作業内容によって異なるが、大体数千円)+これら交換部品代+交通費などがかかります。
同じ作業でも会社によって料金が違うので、依頼をするなら、複数の会社で見積もりを比較することをおすすめします。
今回は、お風呂の蛇口やシャワーからの水漏れについて、その原因や対処方法についてご紹介しました。
パッキンの交換などは、思っているよりも簡単にできるので、ぜひ挑戦してみて下さい。
ただし、いくら調べても原因がわからない水漏れもあります。
「やまぐち水道職人」は下関市、山口市、岩国市、柳井市、山陽小野田をはじめ、山口県全域で、そんな困難な水のトラブル対応にも実績があります。
困ったときには、ぜひ水道局指定工事店のやまぐち水道職人にお任せください。
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