水のコラム
2月19日は「雨水(うすい)」—季節の変わり目に気をつけたい水回りのチェックポイント【水道職人:プロ】
2月19日頃から3月の上旬にかけては、二十四節気のひとつ「雨水(うすい)」にあたります。
この時期になると、冬の冷たい空気が少しずつ和らぎ、降っていた雪が雨へと変わり始めるといわれています。
厳しい寒さが落ち着き、春の気配を感じる頃ですが、気温の変化が大きくなることで、水回りに思わぬ影響が出ることもあるため注意が必要です。
この記事では、「雨水」の時期に起こりやすい水回りの変化と、春に向けてやっておきたいチェックポイントを紹介します。
小さな点検や掃除をしておくだけでも、快適に過ごせるはずです。 ぜひ参考にして、安心して春を迎えましょう。
「雨水」は春の訪れを感じる節季
2月19日頃を迎えると、二十四節気のひとつである「雨水(うすい)」に入ります。
読んで字のごとく、降る雪が雨へと変わり始め、春の訪れを感じる時期とされています。
とはいえ、まだまだ寒さが残る日も多く、朝晩の冷え込みに冬の名残を感じることもあるでしょう。
この時期になると、日差しが少しずつ柔らかくなり、庭先や公園では早咲きの梅の花がほころび始めます。
「春はもうすぐそこ」と思える季節ですが、実際には三寒四温を繰り返しながら、少しずつ春へと向かっていくのが特徴です。
そのため、日によって気温差が大きくなり、体調管理が難しくなる時期でもあります。
また、「雨水」は農作業の準備を始める目安ともいわれており、昔から「この頃にひな人形を飾ると良縁に恵まれる」といった風習も伝わっています。
季節の変わり目ならではの行事や文化に触れながら、春の訪れを感じるのもいいですよね。
「雨水」の時期に起こりやすい水回りの変化
「雨水」を迎える頃になると、寒さが和らぎ、雨の日が徐々に増えてきます。
この時期の気温の変化や降水量の増加は、水回りの環境にも影響を与えやすく、思わぬトラブルにつながることもあります。
ここでは、「雨水」の時期に気をつけたい水回りの変化について解説します。
気温の変化による水道管の影響
冬の間、寒さで凍結することがあった水道管も、「雨水」の頃には気温が上昇し、凍る心配が少なくなります。
しかし、気温の変化が激しいこの時期は、水道管の膨張・収縮が繰り返されることで、ひび割れや小さな漏水が発生することがよくあります。
特に、寒さが厳しかった地域では、冬の間にダメージを受けていた水道管が、気温の上昇とともに水漏れを引き起こすケースもあるため、注意が必要でしょう。
また、蛇口や給湯器の接続部分にも負担がかかるため、「ポタポタと水が垂れている」「水圧が弱くなった」といった異変がないか、早めに確認しておくと安心ですね。
春先に増える雨と排水トラブル
「雨水」の頃は、降る雪が雨に変わるとともに、少しずつ雨量が増え始める時期でもあります。
この影響で、屋外の排水設備や雨樋(あまどい)に溜まったゴミや落ち葉が流れ込み、詰まりを引き起こすことがあります。
冬の間は落ち葉や砂が積もりやすく、雨が少ないためそのまま放置されていることも多いでしょう。
しかし、春先にまとまった雨が降ると、それらが一気に流され、排水口や側溝に詰まりが発生するケースがよく見られます。
排水の流れが悪くなると、敷地内の水たまりができやすくなり、建物の基礎部分に湿気がこもる原因にもなるため、早めの点検と掃除が大切です。
また、住宅の雨樋が詰まると、雨水が適切に流れず、外壁や屋根の劣化を早めることもあります。
「雨樋から水があふれている」「流れが悪い」と感じたら、ゴミの除去や排水のチェックを行うのがおすすめです。
季節の変わり目にやっておきたい水回りチェック
上記の通り、「雨水」の時期には、気温の変化や降水量の増加によって水回りのトラブルが発生しやすくなります。
これから迎える春を快適に過ごすためにも、水道設備や排水周りの点検を行い、未然にトラブルを防ぐことが大切です。
ここでは、特に確認しておきたい水回りのチェックポイントを紹介します。
水漏れや詰まりを防ぐための予防策
まず、水道管の異常がないかをチェックしておきましょう。
冬の間に凍結した水道管は、気温が上がるにつれてひび割れや水漏れが発生することがあります。
蛇口や給湯器の接続部分から水がにじんでいないか、家の外にある水道管に傷や変色がないかを確認することが大切です。
少しでも異変を感じたら、早めに点検や補修を行いましょう。
また、屋内の排水も気をつけたいポイントです。
台所や洗面所の排水がいつもより流れにくいと感じたら、配管の内部に汚れが溜まっている可能性があります。
そのまま放置すると、春の湿気とともに悪臭が発生したり、詰まりの原因になったりするため、排水トラップやパイプクリーナーを活用して定期的に清掃するとよいでしょう。
屋外の排水や雨樋(あまどい)を確認する
春先の雨が増える前に、屋外の排水設備もしっかりチェックしておきましょう。
特に、冬の間に落ち葉や砂が溜まった排水口は、雨が降ると詰まりやすくなります。
玄関や庭の側溝、ベランダの排水口などを確認し、詰まりの原因となる汚れやゴミがないかを掃除しておくと安心です。
また、雨樋がしっかり機能しているかどうかも重要です。
雨樋の途中に詰まりがあると、雨水が適切に排水されず、壁や屋根に水がしみ込んでしまうことも。
外壁のシミや雨水のあふれが見られる場合は、雨樋の中に枯れ葉やゴミが詰まっていないか確認し、必要に応じて掃除や補修を行いましょう。
山口の春を告げる「防府天満宮梅まつり」
「雨水(うすい)」を迎えると、まだ肌寒い日もありますが、少しずつ春の気配が感じられるようになります。
そんな季節の移り変わりを楽しめるイベントの一つが、山口県の防府天満宮の梅まつりです。
防府天満宮といえば、学問の神様・菅原道真公を祀ることで有名ですが、実は梅の名所としても知られています。
境内には約1,100本もの梅の木が植えられ、2月中旬から3月上旬にかけて紅白の花が咲き誇ります。
青空の下、ふわりと漂う梅の香りを感じながら歩くと、冬の終わりと春の訪れを実感できますよ。
また、梅まつり期間中には、地元の特産品を販売する出店や、お茶会などの催しも行われ、訪れる人々を楽しませてくれます。
梅を愛でながら、のんびりと過ごせるのもこの時期ならではの魅力ですね。
厳しい冬を乗り越え、ようやく迎える春。美しい梅の花を眺めながら、季節の移り変わりを感じてみてはいかがでしょうか?
「雨水」の時期に水回りのトラブルを防ぐ
「雨水」を迎え気温が安定してくると、どうしても水回りのトラブルを放置しがちですが、春本番を迎える前に点検や清掃を行うことで、安心して新しい季節を迎えられます。
家庭でできる範囲のチェックをこまめに行い、異常を感じたら早めに対処することが大切です。
水回りのトラブルは「やまぐち水道職人」に!
水漏れや排水の詰まりなど、ご自宅で対処が難しいトラブルが発生した際は、ぜひ「やまぐち水道職人」にご相談ください。
専門スタッフが迅速に対応し、水回りの点検や修理を行います。
「水の流れが悪い」「排水口から嫌なニオイがする」 など、気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください。
地域に根差したサービスを提供しており、安心してご依頼いただけるよう丁寧なサポート体制を整えております。
定期的なメンテナンスをすることで、水回りを快適な状態に保ち、安心して春を迎えましょう。
山口のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「やまぐち水道職人(山口水道職人)」
