水のコラム
排水溝の掃除業者がする4通りの作業と料金相場!業者の選び方も紹介
排水溝の掃除を業者に依頼した場合、実際にどのような作業になるのか理解している人は少ないかもしれません。また費用相場がどのくらいかかるのかも確認しておきたいですよね。
そこで今回は、排水溝の掃除業者がする4通りの作業と料金相場について解説します。業
水道業者がする4通りの排水溝掃除
排水溝掃除で事業者がおこなう作業には、以下4通りがあります。
・高圧洗浄機:高水圧によって汚れを押し流していく
・トーラー使用:ワイヤーブラシで汚れを引っ掻き出す
・業務専用洗剤:洗剤で汚れを溶かしながら流す
・分解洗浄:排水口・排水管を分解して清掃(状況によって)
高圧洗浄機
高圧洗浄機を使った排水溝掃除は、1番ポピュラーな手法です。排水管の汚れを水圧で落として洗いながら押し流していきます。端々まで清潔に清掃しやすく、排水管がトータルで清潔になります。
排水口から高圧洗浄機のホースのヘッド部分を注入すると、ヘビがはうように排水管へと侵入していき、高圧の水を吹き出します。排水管内部にこびりついた汚れを水圧によって落として洗い、押し流していきます。
高圧洗浄機を使うメリットは、3つです。
・排水管にこびりついた粘り気のある汚れを落とせる
・排水管内全域を端々まで清潔にできる
・排水管の奥深くまで清掃できる
一方で高圧洗浄のデメリットは、2つです。
・排水管内部に、こすり傷が付いてしまう
・高圧洗浄中に、屋内に異臭が広がることが頻繁にある
まず、排水管にこすり傷が付いてしまう場合があります。高圧洗浄機を使うと、排水管内部にホースを潜らせる際に、多少のこすり傷が付いてしまいます。
最近では「ホース部分は排水管を傷つけにくいように改善され続けている」と一部のメーカーが公表しています。また、多少のこすり傷がつくにしても、詰まりやいやな臭いの問題を避けられるメリットの方が大きいといえるでしょう。
2つ目のデメリットは、高圧洗浄中に屋内が臭くなる場合が多いことです。
高圧洗浄中に、屋内が臭くなって、作業終了後も臭いが残る場合がほとんどです。ただ、これは一時的なもので、換気を十分にすれば、時間経過すると臭いはなくなります。
トーラーを使用
トーラーを使用した排水溝掃除は、排水管内部の汚れをワイヤーブラシで引っ掻き出す手法です。
トイレが詰まったときに頻繁に使われます。排水管内部にトーラーのワイヤー部分を差し込み、ブラシ部分を回しながら汚れをゴリゴリそぎ落としていきます。固い詰まりの塊があるときは、くだいたり取り出したりできます。
トーラーを使用した排水溝掃除のメリットは、3つです。
・排水管にこびりついた固い汚れを掻き出せる
・排水管内にある固い詰まりの塊をくだける
・排水管内に落とした詰まりを除去できる
トーラー使用のデメリットは、3つです。
・未対応の排水管がある
・排水管の粘り気のある詰まり汚れは清潔に取れない
・排水管にちょっとした、すり傷ができる
まず、未対応の排水管がある点です。
トーラーは、全ての排水管に対応しているとは限りません。大きい排水管など、トーラーを使えない排水管もあります。
2つ目は、排水管の粘り気のある詰まり汚れは清潔にならない点です。
トーラーは、回転ブラシで汚れをそぎ落とす手法なので、排水管内部に粘り気のある汚れは落としにくいです。
3つ目は、排水管にちょっとした、すり傷ができる点です。
トーラーを使うと、排水管にちょっとした、すり傷ができます。ただ、高圧洗浄のこすり傷よりは軽度です。ブラシがコロコロと転がる分、衝撃が少ないからです。
すり傷があっても、詰まりや臭いの問題を避けられる点は大きいでしょう。
業者専用洗剤
業者専用洗剤を使った排水溝掃除は、排水管内部の汚れを洗剤で溶かす手法です。
業者専用洗剤を使った排水溝掃除は、高圧洗浄やトーラーを使うほどではないときや、トーラーを使用後に残った汚れを溶かすときに使う場合が多いです。排水管に業者専用洗剤を注ぎ、一定時間そのままにし、汚れが溶けたら水ですすいで終了です。
業者専用洗剤を用いる排水溝掃除のメリットは、強い薬剤を用いても排水管が傷付かない点です。一方業者専用洗剤を使うデメリットは、環境に優しくない点です。洗剤が強力なので水を汚します。気になる場合は、高圧洗浄やトーラーを用いた排水溝掃除を選ぶといいでしょう。
分解洗浄
排水口や排水管を分解して、掃除する手法もあります。
排水口や排水管を分解して、パーツごとに掃除します。汚れや固形物を取り出し、部品を水や洗剤で洗います。
排水口や排水管が部分的に汚れていたり、落としたものを拾ったりする場合に好都合です。
排水溝掃除の料金相場
排水溝掃除の料金相場は以下の通りです。
・汚れレベルが高い場合:高圧洗浄機使用し高水圧で押し流す作業で、1万7,000円〜4万円程度
・汚れレベルが中・高の場合:トーラーを使ってブラシで掻き出す作業で、1万円〜2万5,000円程度
・汚れレベルが軽い場合:業務専用洗剤で溶かして流す作業で、5,000円〜1万円程度
これにプラスして、パーツ交換が必要なときはパーツ代がかかります。
専門業者の料金設定はピンキリで、出張費用・材料費用・パイプの長さに応じた料金、作業の延長料金なども別で必要な事業者もあります。
排水溝掃除の業者タイプ
排水溝掃除をしてくれる専門業者の種類は、主に2つあります。
・水道修理業者:水回りの修理・メンテナンスのプロ
・清掃業者:清掃サービスの専門家
まず水道修理業者とは、水道の問題や点検に関わるサービスを提供する事業者のことです。水道・排水管の設置や損壊の修理から、排水溝掃除や点検までおこなってくれます。
そして清掃業者とは、掃除を専門とする事業者のことです。
排水溝掃除については、排水管の高圧洗浄を得意とする事業者や、屋内クリーニングの一つのサービスとして排水溝掃除もする事業者もあります。
排水溝掃除をする業者の選び方
目安となる基準は、以下の通りです。
水道局指定業者であること
水道局指定業者とは、法律に従って確実に対応できると認定された水道修理業者のことです。
指定の条件は、水道整備に関わる資格者の在籍などです。指定の種類は、給水設備と排水設備の2つのジャンルです。
排水設備に関わる工事で指定を受けた事業者は、正しくは、指定排水設備工事事業者といわれています。
水道局指定業者ではない事業者でも信頼できる事業者はありますが、一つの基準として水道局指定業者であれば、ある程度は信頼できる事業者といってもいいでしょう。
実績が豊富であること
実績が豊富で、営業の年数が長ければ、知識や技術が培われており、リピートされている事業者といってもいいでしょう。
説明が丁寧であること
納得感のある丁寧な説明をしてくれる事業者に対しては、信頼感を抱きます。
丁寧な説明があるということは、やるべき内容やプロセスを確実に理解しているケースが多いので丁寧な仕事をしてくれる可能性が高いです。
逆に事業者の説明に説得力がないときは、断った方が無難です。
まとめ
この記事では、排水溝の掃除業者がする4通りの作業と料金相場、業者の選び方についても紹介しました。本記事内で紹介した専門家がおこなう作業内容を把握できてるいという人は少ないかと思います。
この記事の内容によって、実情をイメージして頂けたのではないでしょうか。ぜひ排水溝業者選びの参考にしてみてください。
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